ぼくが引退したとき、ほぼ日は飛躍する
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何かを掴むためには、今その手に持っているものを手放さなくてはならない。
これは、何かの折に聞いたことばなのですけれど、
糸井さんは「コピーライターの糸井重里」を手放して、「ほぼ日」を掴んだ。
そうして、再びゼロから生き直したのではないかと思います。
それは、学生運動に染まっていた自分を手放して、コピーライターの道を掴んだ、あのときと同じようにです。
今チームが掴んでいる「コンテンツ」を手放さなくてもいいように、新たにそれを掴む人を募集する。そして今まさに、自分が手放しても「ほぼ日」が残るように、「上場」という魔法を使って、その土台固めをされたのですね。
さて、「ときどき邪魔をしにくるジジイ」さん、次は何を掴もうとしているのでしょうね。
いつも何かを面白がって生きていく。その先に、必ず幸せがあることを信じて。
これが「糸井重里」という人の人生なのだなぁ。
数々の貴重なお話、とても面白かったです。23日間、あっという間でしたね。
注目のコメント
とても面白かった連載。でも、やはり上場はよくなかったと思う。
本記事で上場で投資した資金を人財投資すると書かれている。でも、上場による調達資金は約5億円。一方で、純利益としては毎年2~3億円稼いできている。
人財投資のために必要な資金は一過性ではなく経常的に発生する。そして経常的なビジネスで今回獲得した資金レベルは結構稼げている。あえて上場しないと人財投資をできないというわけでもないし、将来的なM&Aのための「通貨」とはカルチャーも考えるとしないと思う。
体制整備のツールとして上場を使うというのは理解できるが、ただ永続する組織を作ることに強度を持てば、本当に上場しないとできないかというとそうでもないと思う。上場企業以上にガバナンス・内部統制ができている非上場企業はある。「ときどき邪魔をしにくるジジイ」になることが理想だと、糸井さんは話します。
ほほ日で打ち合わせをした時に、たまたま立ち寄った糸井さんが「何してんの?」と満面の笑顔でまさに"邪魔"しに来たことがありました。打ち合わせの話以上に、糸井さんの振る舞いそのものが、ほぼ日らしさなんだな、なんて思いました。