【イラスト解説】8兆円の大富豪が見つけた、「雪玉式」に儲かる投資哲学
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バフェットの半生を描いた伝記「スノーボール」は、86歳になるこの伝説の投資家が、小さな元手を雪玉にして、ゴロゴロと投資によって大きくして、いつしかそれが巨大な資産になってゆく様子を詳細に描いています。こうした書籍や資料を読破した上で、NewsPicksのデザイナーである中川さんが、一つ一つ手書きで描いてくれたデザインによって、その投資のエッセンスを解説します。
私が驚いたのは、8兆円以上という資産の99%以上は、50歳以降に作られたという内容。投資は毎年再投資しつづける「複利」によって、まさに大きくなればなるほど、雪だるま式にそのスケールを大きくするという事実は、グラフをみても良くわかります。孫さんも60代をラストスパートと言っていますが、多分この雪玉をゴロゴロしている内に、面白くなって一生経営者を辞められないのでは。
私の引退は死後300年後である、とか言いそうです。2人ともの大ファンなもんでこのシリーズはどうしてもツッコミたくなります、お許しを(笑)
「懸命なる投資家 グレアム著に出会う」とサラッと書かれているのみですが、バフェットを語るならその半分くらいはベンジャミン・グレアムを語らなければ嘘です。
コロンビア大学に入ったのもグレアムが教授だったから、グレアムにとっても一番の愛弟子がバフェット、GEICOをバークシャの機関事業として買収したのもグレアムが同社の役員だったのがキッカケ、最初に入社した会社はグレアムの証券会社、長男にはグレアムと命名、そしてなによりバフェットの投資スタイルとして有名なバリュー投資はグレアムがそのはるか昔に完成させそのテキストブック的な書こそが懸命なる投資家、なのです。バフェットはコロンビア大学の出身です。MBA生が利用する校舎の一つのビルの名はウォレン。もちろん彼が寄付してくれたもの。
彼に投資を指南したと言われているグリーンワルド先生の授業はいつでも大人気でした。投資の際の鉄則を教えてくれた授業、今でも覚えている印象的な授業です。私は投資する人じゃないけどね。