【3分予習】もし、「フランスのトランプ」が大統領になったら
NewsPicks編集部
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最新の世論調査での支持率は、マクロン氏24%、ルペン氏22%、そして22%で同率2位は、フィヨン氏、アモン氏でもなく極左政党左翼党のメランション氏です。
メランション氏は、フランス最後の共産主義の巨頭と言われ、NATOやIMFからの脱退、ユーロからの離脱などを唱えており、ある意味ルペン氏より過激な主張で注目が集まっている人物です。
先週からはやや勢いが落ち、支持率急進も遅きに逸したとの分析もありますが、熱狂的な支持者を持ち、投票率次第では決選投票に絡んでくる可能性は十分あります。
その意味でメランション氏を除いたこの分析も、既に周回遅れになってしまっているわけで、いかに今回のフランス大統領選挙の情勢が流動的なのかわかりますね。取材をしていると、日本の機関投資家が目下、このフランス大統領にもっぱら注視していることがひしひしと伝わってきます。
というわけで本日の第2回は、マリーヌ・ルペン氏の当選確率や、大統領戦後の経済的インパクトまでを、選挙直前にざっくり予習しておきたいと思います。アメリカ大統領選挙でたくさんいた“Hidden Trump voters” 、すなわち「隠れトランプ支持者」。フランスでも「隠れルペン支持者」がどれだけいるか、世論調査では分からない可能性を頭に入れておきたい。