新着Pick
NewsPicks編集部

この記事は有料会員限定の記事となります。

163Picks
シェアする
Pick
Pick に失敗しました

人気 Picker
徹底的に「真似る」ことから手技を習得していく。オリジナリティを発揮するのはその次のステップ。

これは手術に限らず、いかなるテクニックにも通じることですよね。

今の時代は、映像保存が簡単に出来るようになり、外科医のlearning curveも物凄く急峻になっています。それだけ若い人の追い上げが厳しいわけで、我々ベテランもボーッとしてられません。

まだまだ頑張ります。
天野先生とは比較にならない存在の私ごとで大変恐縮ですが、同じ心臓外科医の道を歩む者としてコメントさせていただきます。

私は、一般外科(消化器、呼吸器、乳腺、小児)・救急を経験したのち、心臓外科の道に進みました。現在勤める病院で心臓外科を始めましたので、私は単一施設で、もっと言えばたった一人の師匠(上司)から心臓外科手術を教わり、現在に至ります。ですから、私の手術手技は部分的にではなくその99%が師匠の手術のコピーです。

天野先生が天皇陛下の手術で執刀された冠動脈バイパス手術を例にとって言えば、冠動脈という2mm程度の血管に別の血管(グラフト)を縫い付けるわけですが、縫う順番、方向、針の角度から身体の向きに至るまでほぼ完璧に同じです。だから、自分が執刀しているときに助手を務める上司からのアドバイスは、そのニュアンスの細部の含みに至るまで瞬時に理解出来ているつもりです。100%と言っていないのは、「ここだけ先生(=上司)と僕は違いますよね!」と、無数にある手術手技の中でほんのわずかな違いをお互いに指摘出来るほどだからです。

この冠動脈バイパス手術の手技を競い合うコンテストが学会主催で行われているのですが(もちろん、ブタ心臓を用いた手術シュミレーションです)、私は3年前にその大会で優勝することができました。現在勤める病院も、失礼ながら上司も、心臓外科の世界では特別目立つ存在なわけではありませんが、この大会で自分の手技が認められたことは、そのまま上司の手技が認められたことであり本当に心から嬉しかったです。

私は現在も、積極的にオリジナリティを出そうなどとは思っていません。それは目的ではないからです。しかしながら、良い手術結果を生むために、手術がより研ぎ澄まされたものになるのであれば、そのときは少しのずれが生じてくるのを認めてもよいだけの経験を得てきたのかなと、最近ようやく、そう思えるようになってきました。
天野先生のような超人も、愚直にインプットして、たくさん経験を積み重ねて今があることがわかります。

「人が何かに習熟して一流になるのにかかる時間」は累積1万時間が必要だと言われています。もし睡眠(6時間)以外をトレーニングにあてるとしたら、555日で一流にはなれる。

どんな分野でも、下積み時代は誰よりも早く「累積1万時間」を超えて一人前になる意識を持てると良いのかもしれない。

また、経験曲線効果と言われますが、特定の課題について経験を蓄積すると、より効率的・生産的にその課題をこなせるようになる。

圧倒的な学習と経験を継続することで超人の域に入る。
超一流になるためには、誰もが途中で投げ出してしまうことを、継続して実践することが大切。

今日も頑張ろう!
信念は思考→言葉→行動→感情→体験→信念という創造のサイクルにより体験化されます。成りたい自分に成るという自己実現において、理想とするモデルの言動をそっくりそのまま真似ることで新しい感情や体験が生まれ信念が変わるため新しいサイクルが完成します。

そうなるといつしか本当に別人のように生まれ変わることができます。そんな最高の自分になるというプロセス自体が楽しく充実感を生むので自己実現とは至福の道です。更にその最高の自分が人様のお役に立てるものであれば喜びと感謝の連鎖という対人調和のサイクルも回るのでより楽しいプロセスとなります。
「学ぶ心さえあれば、万物全てこれ我が師である」とは松下幸之助先生の言葉ですが、天野さんはそれを地でいってますね。興味関心ごとを探求していけば、すべての道は通ずるものだと思います。

引用
爪切りにせよ、皿洗いにせよ、リンゴの皮むきにせよ、「手術の上達に役立つ」という意識で取り組めば、どんなことも格好のトレーニングになるのです。
「学ぶはまねぶ」ですね。詰め込みや暗記などが揶揄されがちですが、やはり最初は完成された型をしっかり叩き込んだうえで自分なりのアプローチに修正していくのが基本でしょう(守破離ですね)。それを「個性」とか「自分らしさ」とか誰も見たことも触ったこともない耳障りのいい言葉で思考停止してしまうと結局は何も学べないまま終わってしまうのだと思います。
楽しくて能動的な努力は辛いと感じず、むしろ愉しみになって成長につながる。

つまらなくて受動的な努力は辛く、苦行と感じて成長にはなかなかつながらない。

どちらを選ぶかは当人の性格によりますが、天野先生のお父さんへの想いのように、なにか目指すものがある上で、いまはその過程であると思いながら生きている人の方が、前者が多いような気がします。
業種は違いますが、凄く共感します。守破離じゃないですが、凄い人のやり方を徹底して真似て、自分の型にする方が成長も早いなと実感します。
徹底的にプロの技を真似たと書かれていますが、真似るという行為よりも、真似るために積み重ねた努力とそれを磨き上げるための積み重ねたトレーニングこそが天野さんの実力の源泉なんだと、よく分かりました。
確かにビデオのない時代に手技を見て学ぶというのは今よりも大変だったんでしょうね。

そのうち天野先生の技術をロボットがコピー覚え、手術のクオリティのバラ付きがなくなると良いのですが。
この連載について
各界にパラダイムシフトを起こしてきたイノベーターたちは、どのような生い立ち、人生を送ってきたのか? その深部に迫ることで、イノベーションを起こす源泉をたどる。