なぜ日韓は慰安婦問題で分かり合えないのか
NewsPicks編集部
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現代の国際政治を理解するにあたり、「合理的で論理的な思考」と「非合理的なものを共感して理解する力」の両方が必要というのは、まさにその通りだと思います。
私は加えて、非合理的な共感を加速する存在、即ち「アジテーション」の存在にもっと目を向けるべきだと考えています。
有能な扇動者の存在は、多くの人の共感を1つの方向性に結実させ、大きな社会改革に向かわせる原動力となりますが、一方で大衆に非合理的な合意形成をさせるパワーも持っています。
古くは古代ギリシャのデマゴーグに始まり、中世カトリック教会の信仰扇動、そして共産主義、ナチズム成立の手段となったプロパガンダ、新聞、ラジオ、テレビなど巨大メディアが主導し煽る世論形成、そして現代のネット世論など、アジテーションが世界の歴史を動かした例は山のようにあります。
日韓慰安婦問題については、相互の規範が異なることに問題があるのではなく(その要素がゼロとは言いませんが)、相互のメディアが事実の捏造や特定の政治的意図に基づいたアジテーションをしたことが、両国の和解を妨げているものと私は考えます。構成主義の考え方は個人的にとても好きです。
実践主義の研究には構成主義は必須かと思います。
「reasonable」の意味の多様性が大事。
・科学的
・合理的
・論理的
・納得的
構成主義はこの本が分かりやすいと思います。
ガーゲン『あなたへの社会構成主義』
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