【SPEEDA総研】変わり行く学習塾~少子化時代の行方~
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今回は学習塾に焦点を当てました。
少子化にも関わらずこの10年間で市場が増加基調を続けているのは業界の努力の結果ともいえますが、小学校からかなりの支出をしている場合も多い。
ここへきてアプリなど低価格サービスの存在感が増しており、既存サービスも再度そのあり方を問われているのかもしれません。
なお、教育費全般を扱った回はこちら。
【SPEEDA総研】教育費と制度の現状を探る
https://newspicks.com/news/2043710平成32年には学習指導要領の大幅改訂があり、正解を求める教育から変化する状況に考えて対処できる教育へのシフトが検討されているとのこと。ちょうど昨日、地元国立市の教育委員会メンバーとディスカッションする機会がありましたがそうなった場合に、評価はどうなるのか?指導する教員はどうすればいいのか?など混乱が予想されます。
問題は今のところ既存の授業カリキュラムの削減ではなく、英語教育、社会教育などを追加する方向で検討されているため、このままだと学校教員の負担はさらに高まる可能性があるとのこと。
今まで学校や塾がやっていた「勉強」はごく一部のカリスマ教師的な講義のVRなどメディアを使ったものに任せて、リアル教師は子どもと一緒にチームを組んでいろんな社会課題に実際に取り組んだり体験したりというふうになるといいなと。それに伴う様々な課題はあるでしょうが思います。
私自身の事業でも野菜を育てて調理するといった畑スクール的なことや、放課後畑クラブなどやっていますが、
受験のあり方も学習塾のあり方も変わり、いかに企業や地域社会と実査に接点を持ち、知識教養実行力を持ちグループワークができるのかが問われる方向にいくことが望まれます。昼間は学校に通い夜は塾に通う子供をみると時代の変化を痛感すると共に、どこか切ない気持ちになります。本当はもっと遊びたいし、もっと家族や友達と過ごしたいのではないか。そう考えてしまいます。もちろん勉強が好きで勉強は遊びだという子供もいるでしょうが、親の期待を感じ取って無理している子供もいるのかもしれません。同一労働同一賃金が進み性別や年齢や人種や国籍や雇用形態などによる賃金差別が違法となり将来的に学歴による賃金差別すら違法となれば、教育の現場も変わっていくのかもしれませんね。社会が成果主義であればきっと学歴よりも自己肯定感の方が生産性や所得水準との相関が高まるでしょうから。