米国債の購入不要、現政策で物価目標は達成可能＝岩田日銀副総裁

コメント

注目のコメント

• 大内 宏貴

  ビスポークパートナー株式会社 代表取締役

  ・2017年03月30日

  ＞欧米に比べて日本の物価上昇が鈍い背景について「欧米に比べて、予想物価上昇率が低い」ことを指摘した。
  
  日本政府による財政支出を伴った景気刺激策が不十分ということもありますが、何より異なるのは、欧米はデフレではなく、一時的な景気の低迷だということ。いまだデフレ状態という状況は、要因としてかなり大きいと思います。
  
  また、個人的にはデフレ脱却のためなら、米国債購入はかなり有効だと思いますけどね。確かに円安進行をもたらしますが、為替操作のためではなく、「デフレ脱却のため」という大義名分は引き続き有効だと考えています。中国が米国債の売り手に回っている中で、積極的に買い受けることに米国も難色を示さないだろうし（むしろ喜ばれるのでは？）。
• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2017年03月30日

  外債購入は、海外から批判される可能性があるので、中々踏み込めないと思いますが、実際にやれば、相当な効果が期待できるでしょう。
• 鈴木 優一

  金融サービス

  ・2017年03月30日

  日銀の米国債購入は強力な金融緩和手段の一つであることに違いないですから、諸々の事情で実現可能性が低いにしてもそう言下に否定することもなかったように思います。それに日銀の行い得る政策手段の余地は限られているという市場の見方は根強いものがありますので、わざわざ自ら選択肢を狭めるのはあまり得策ではないかと。