マクドナルドの復活で見落とされがちな本質
東洋経済オンライン
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注目のコメント
「不祥事を消費者が忘れて客足が戻るなら、他の経営危機に陥った企業も、簡単に復活できるはず。」とは、まさにその通り。「(復活したのは)消費者が事件を忘れたから」という指摘は、「なぜ(こんなに早く)忘れたのか」という点を見落としてると思います。「忘れる」のを待つのではなく、「上書き」を促進するのが、「ラブ・オーバー・ヘイト」という戦略です。
マクドナルドの業績復活のニュースを見て、消費者は忘れっぽいからな、みたいなコメントを読んだのがずっと引っかかっていたので、東洋経済さんにコラムのオファーを頂いたのをこれ幸いと記事にまとめてみました。
アジャイルメディアではマクドナルドさんの試食会のお手伝いを昔からしてますし、私自身も子供の頃からのマクドナルド好きなのでかなりバイアスがはいってるのはご容赦いただければと思いますが。
炎上騒動を時間が解決してくれる面があるのは事実なものの、炎上対応に失敗した会社の多くが2度と復活できなかったり、本の業績に戻るまで長い年月かかってしまう事実があるのを考えると、このマクドナルドのV字回復には、参考になる点が多々あるのではないかなと思います。店員さんの頑張りだと思います。
昔も今も月1程度マックを利用していますが、マックが良いときも悪いときも、店員は良い意味で変わる事無く普通にちゃんと接客しています。なのでマックの悪い報道が出ると、そんな店員を見て頑張っているな、と思うのがユーザーの常。
そして店員さんは何故頑張ったかというと、経営陣による戦略云々より、目の前にいるお客さんと向き合い、普通にちゃんと接客した、その結果が「マック復活」と言われる本質だと思います。