東芝「WH破産申請」でも残る三つの爆弾

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注目のコメント

• 若林 克式

  Financial Institution Treasury

  ・2017年03月29日

  WHの破産申請により、東芝が債務保証損失引当金を繰り入れる蓋然性が高くなった。
  毀損の減損損失7,000億円に加えおよそ8,000億円規模の債務保証損失で１兆5,000億円。
  
  まだ１兆5,000億円で済めばいいが、原発を完成させられなかった損害補償損失に係る引当金も積む必要がありそう。
  いくら積めばいいか現時点では検討もつかないから、えいやっとかなり保守的な金額を監査法人としては積みたいはずで、果たして、東芝メモリ売却だけでその損失をカヴァーできるのか。
  もう肝臓も腎臓も売ってしまった。
  
  ＞このLNGの契約は、WHが米国内での原発4基の工事を受注するための条件だった可能性もある。
  
  LNGの方はまだ、損失補償と比べればまだ見積もり数字を作りやすいのではないかと思われるが、こちらも損失を引き当てたいはずである。
  もう債務超過は不可避。詰んでいるように傍からは見える。