政府、観光立国推進計画を閣議決定−訪日外国人４０００万人目標に

コメント

注目のコメント

• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2017年03月29日

  2016年は2400万人で旅行消費額3.7兆円でしたから、計算上は一人当たりの消費額を3割程度増やさなければ4000万人で8兆円は達成できないことになります。野心的な目標を掲げることは悪いことではないと思いますが。
• 中村 伊知哉

  iU（情報経営イノベーション専門職大学） 学長

  ・2017年03月29日

  2020年までに外国人旅行者を4000万人に、2015年の2000万人から倍増。外国人消費額を８兆円に、2015年の3.5兆円から2.3倍増。
  強気な目標が立てられる数少ない分野です。IT基盤、多言語対応など整備すべき措置を講じつつ、攻めていいと考えます。
  ただ、外国人の増加は日本の風景を変えるものでもあります。そっちへ進みますよ、という国内の理解を得ていく努力も大切です。
• 寺前 秀一

  人流・観光研究所長 (観光学博士)www.jinryu.jp

  ・2017年03月29日

  2003年の訪日外客5百万人が2016年に24百万人に増加しましたが、GDPは500兆円が505兆円にしかなっていません。ドル建てでは減少ですから、観光政策は何を目標にしているのでしょうか。
  追記: 外客は増加させたのではなく、増加したのです。それだけ日本旅行が極東人にやすくなったのですが、日本人の海外旅行は高くつくことになり、出国率は国際社会でも恥ずかしいくらいに低いのです。特に日本の田舎は低いのです。
  観光研究者や識者はついこの前まで、マスツーリズムを批判していましたが、今の外客は大半がマスツーリズムのおかげで増えています。日本人の団体旅行にはシニカルでも外客には何も言わないでインバウンドの掛け声というのもダブルスタンダードです。東京オリンピックのモデルとなっているバルセロナでは観光客抑制策を検討し始めていますから、京都などは参考にした方が良いのではないでしょうか。鎌倉は文化人の運動で昔から抑制されています。