「国民的詩人」宇多田ヒカルは、何を歌っているのか?
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注目のコメント
"宇多田ヒカルのことを語るときって、どうしても「何百万枚売れました」という数字から入るのがよくあるスタート地点になってしまう。それも仕方ないことなのですが、彼女の表現の本質は、そういった数字にはない。
むしろ、親密空間が「パーソン・トゥ・パーソン」でつながることにある。すると、状況論ではなく、個々人がそれをどう感じたかという語り方のほうが対象に迫れることになる""宇多田さんの曲は、抽象的な歌詞の中に生活臭のある具体的なものが突然出てきたり、逆に日常的なことを歌う歌詞の中に抽象語がぽんと出てきたりする。異物感がおもしろいというか。そういうところがありますね。"