G20の保護主義反対見送り、ドイツに痛手=エコノミスト
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注目のコメント
今回の会合で、保護主義に反対する文言を巡る米国とその他国との対立が、懸念されたほど先鋭化しなかった理由には、その他国のスタンスが揃わなかったことがあるように思います
議長国のドイツは、サミットに向けた最初の一歩からつまづきたくなかったでしょうし、brexit後に二国間の通商協定を進めたい英国も米国を追い込みたくなかったかもしれません
しかも、興味深いことに今や自由貿易の擁護者となった中国が、本当にfairな貿易を行っているかどうかには、意見が分かれたことでしょう
もちろん、米国対その他国という形の対立が現時点で先鋭化して、市場が不安定になるよりは望ましい結果ですが、この問題の先行きはそう単純な展開ではなさそうに見えます