【小幡績】リスク=変動ではない
NewsPicks編集部
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コメント
注目のコメント
わかりやすい論考だとは思います。
しかし、リスクは金融の世界では不確実性つまり変動幅であるため、損失可能性をリスクと再定義した小幡さんのコメントには違和感があります。
確かに小幡さんの仰る通り、持つうことが行動を縛ることはありますが、それはリスクを増幅する作用というよりは制約(市場インパクトなどの実務的制約から行動ファイナンス的な心理的制約まで)に過ぎないと思います。
持たざるリスクなどないという点も分かりやすい説明であるとは思いますが、例えば上昇相場の中で持たざることが機会損失という見えにくい形でリスクを内包していることも経済的には事実です。私も学生時代だった20年以上前に、上の変動もリスクっておかしくない?と学生ながらに思い、分散ではなく下だけの変動である下方部分積率をリスクととらえたポートフォリオ構築のシミュレーションが卒論のテーマだったことを思い出します。
すみません。野崎さんに喧嘩を売るようですが、金融の世界の考え方が私は間違いだ、という主張をしているのです。安東さんは少し優しく包容してコメントしていただいてますが、リスクの捉え方は個々の参加者によって異なります、とありますが、そうなんですが、金融の世界のプロの参加者のリスクの捉え方は間違っている、もちろん教科書に載っているファイナンス理論も間違っている、という主張です。リスク=共分散というのは、学問の世界で確立し、それが投資の世界でも前提とされていますが、それが根本的に誤りだ、と言っているのです。