【秘録】スタバに疑問。セブン「10億杯のコーヒー」を作った男
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元社員です。
高橋は、こう語る。
「セブンカフェが実現したことは、突き詰めれば、コンビニが扱っているどの商品にもできること。おにぎりだって、原料は米、塩、ノリだけ。サンドイッチもそう。どんなカテゴリーでも、活かすことができます」
この記事で1番大事なのはここです。
セブンに在籍していれば、日々、良質な成功事例のシャワーを浴びることになります。結果として、全ての社員が鈴木敏文DNAから培われた売れる商品やサービスを作り上げるセブンカルチャーに納得・共感するようになります。
ですが本当の意味でセブンカルチャーを実感できるのは、高橋広隆さんのようにセブンの要職ポストでゼロから100まで担当者として成功体験した人だけです。
セブンの要職ポストに就ければ、1担当者が日本中にインパクトを与えるほどの成功体験をするチャンスが訪れます。何度も何度も。
高橋総括マネジャーもセブンコーヒーの成功体験(セブンカルチャー実感)により、冒頭の発言(持論)に繋がったのだと思います。
最後に、この成功体験を日本一多く有するのは間違いなく井坂会長になります。鈴木敏文さんが創り上げたセブンカルチャーは、世間が思っているより今後も益々進化し続けるはずです。1年間で10億杯近いコーヒーを売る、セブンイレブンの「セブンカフェ」。一杯100円の単純計算でも、数年間で、年商1000億円の高利益ビジネスを生み出したことに成ります。なぜ、そんなメガヒットが生まれたのか。
ゼロから開発を担当した、「10億杯の男」である開発者の半生をストーリーにしました。インタビューは60分の予定が、あまりにもお話がおもしろくて、90分に。出だしから本音トークで、スターバックスのコーヒーは苦くてまずくない?で始まる、スリリングな内容をぜひご一読ください。
ちなみにNewsPicksのオフィスの下には、スタバとセブンイレブンの店舗が並んでいます。。。確かに上質にこだわる地道な「モノづくり」はAmazonには真似できない領域だと思います。
「セブンカフェ」に限らず、「おにぎり」の塩の振り方、「サンドイッチ」に使うレタスをシャキシャキなまま低温配送する仕組み、「金の食パン」の生地の熟成法、「おでん」の出汁の取り方と、セブンの全てのヒット商品には各々の開発秘話があります。
大きく変わったことがあるとすれば、その語り部が鈴木前会長ではなく、この記事のように開発担当者になったこと。
流通業界の常識をことごとく打ち破ってきた鈴木氏の不在を埋めるだけの企業文化が根付いているのか。それを試されるのはこれからだと思います。