なぜ中国は北朝鮮からの石炭輸入を停止したのか 変わりつつある中朝関係
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記事にもあるように、堪忍袋の緒が切れた、というのも一因でしょう。これまで、北朝鮮への制裁を食い止めるか弱めることに徹してきたわけですが、まったくいうことを聞かなくなった金正恩の北朝鮮に愛想を尽かし始めた表れだと考えます。恐らく今回の措置は、最後通牒のような意味合いを持つのかもしれません。
きっかけは、昨年の核実験強行時に、あろうことか、北京で地震(?!)が起きたことで執行部を怒らせたことでしょう。そして、再三、ミサイル発射を踏みとどまるように言っていたのに、無視する形で(顔に泥を塗る形で)強行したことで「もう庇いきれない」との意見が勝ったようです。
とはいえ、北朝鮮が崩壊することで被る様々な被害の大きさを考えると、まだラストチャンスを与えているのかもしれません。北の暴発は困るし、とはいえ崩壊して難民が押し寄せるのはもっと困るし、とはいえ南北統一で韓国と隣合わせになるはもっと困るし、一番お悩みなのが中国でしょう。
というか、世界各国が経済制裁を北朝鮮に課していたのに、中国は今まで石炭を輸入してたんかい、っていうところがまずのツッコミ所でしょう。そりゃあ、これまで経済制裁が北朝鮮に対して完全に効果がなかったわけですね。