【SPEEDA総研】惣菜から考える食の外部化と多様化
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惣菜店出店の際、立地をかなり重視しています。市場全体としては伸びる惣菜ですが、昔ながらのロードサイド店は苦戦気味。
コンビニや既存スーパーの惣菜強化などに顧客を奪われているのですが、やはり対象ターゲットを考えれば、仕事帰りの道中か日常的に利用する立地が強いです。
ここを間違えると、市場が伸びているとはいえ購入単価は低い事業なので挽回は難しいです。
また、デリバリー工場を併設型にして展開する業態を、現在ご支援先とトライアル中です。デパ地下やエキナカでは常に女性客が集まっている惣菜店。
市場は拡大を続けていますが、参入企業が増えていく中で競争も激しくなっています。何より消費者の変化を敏感に捉えなければ支持されない。
スーパーは粗利率の高い惣菜で売上減を補おうとし、コンビニは従来弱かった働く女性や主婦層の市場を狙う。パック惣菜は低価格で便利、店内調理も増えていて、専門店の対抗馬にもなりえます。
オリジン弁当の立地戦略はコンビニ集積地(3店舗以上)を狙うことで知られますが、今度はコンビニが本気でオリジンの市場を取りに来ている。
当然オリジンも工夫は重ねており、2014年から働く女性をターゲットにキッチンオリジンを展開。
日本では珍しい拡大市場だけに、参入者は増え続ける。業界分析でも消費者としても興味深い業界です。単身世帯や高齢者世帯の増加によりお惣菜の販売高が上がっているとのこと。
お惣菜は低価格、手軽さ、おいしさ、安全がウリですが、個人的には手間がかかるものの、出来たてで好きなように作れる自炊が好きです(忙しくてもその手間が好き)。
お店のお惣菜は作ってからどうしても時間が経過するため、鮮度や栄養価が下がっているように思えてしまう。