【SPEEDA総研】鉄道の完全自動運転への課題を探る
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注目のコメント
今回は鉄道産業について調べました。鉄道は、旅客だけではなく、貨物輸送という面でも貢献度は高いです。また環境対策に関しても、自動車や飛行機などと比較してCO2排出量が少ない点などは、従来から評価されています。
一方で、安全性を維持するためには資金繰りも重要です。2017年1月にJR北海道から今後5年間の資金見通しが発表されました。その説明によると、2019年度末には車両更新などに必要な安全資金が確保できなくなる可能性があるとされています。新設時の資金調達もさることながら、運行を続けることに求められる財源の重要性を改めて感じました。
かつてユビキタスと呼ばれていた構想の中では、交通系ICカードが注目されていました。今後もIoTが拡大するなかで、鉄道産業の技術が多くのものにつながっていくことに期待したいです。日本の鉄道運行システムは超優秀ですが、特許数をみると(運行精度に対する)そもそもの意気込みが違うことがわかりますね。
以前日本の鉄道車両メーカーが海外受注の際、衝突安全性の前提の差があり開発の課題となったとか。具体的には、日本では運行(信号)制御で衝突を回避するのに対し、欧州規格では車両強度を確保するという考え方であり、日本の規格にない衝突安全性をクリアする必要があった。
高速鉄道の受注案件が話題になりがちですが、こうした業界も日本の技術力を示していると思います。日本の鉄道分野における、技術的な優位性を理解できる良記事。
定時運行に関しては、日本の国民性が・・・という説明がされることが多いですが、技術に支えられている要素が大きい。
・自動列車制御システム
・運行管理システム
日本の鉄道の安全と安定したサービスを支えている技術は、今後のアジア展開が楽しみである。
記事内で紹介されている「知的財産推進計画2010」は非常に読み応えがありました。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/2010chizaisuisin_plan.pdf
追記
King HIDIEさんのコメントを読むと、技術優位性はあることは事実だけど、グローバルで役に立たない可能性もあるなと考え直しました。
独自技術で終わらず、海外技術とのインテグレートをしてバリューチェーン全体に組み込めるか?が鍵になることを理解しました。