米アップル、インドでiPhone生産 巨大市…(写真=ロイター)
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注目のコメント
注目のニュース。相変わらず日経の記事は情報が多い。
NPって実は日経みたいな詳細記事をあまりTopに挙げないですよね。コメントで補足することが無くなっちゃうからロイターや時事通信のストレートニュースをPickするんだろうな。
アップルはインドで生産開始と言ってもあくまでWistronという台湾EMSのインド工場を活用しての話。
インド市場は世界2位年間1億台を超える市場とはいえ、記事にもある通り、三星が23%、レノボが9.6%、マイクロマックスが7.5%、Xiaomiが7.4%、アップルはせいぜい2%しか販売できていない。よく売れているのは150ドル近辺のインドで500-600ドル以上のiPhoneが爆発的に売れる絵は想像しづらい。
iPhoneも現地生産されて、自動車みたいに少しはサプライチェーンが充実するのだろうか。
現地調達比率を高める、という話をする次元の売価差ではないがなあ・・・。Appleは2012年まで中国市場でシェアトップ。今では主要な市場になった。インド市場が第二の中国となるのは何年掛かるのだろう。
Samsungの年間シェアは25%で、通期の出荷台数は約2,800万台。10倍以上の差を埋めるのは至難だと思います。トップ5に入るのも難しいのではないか。2015年の200万台から50万台増と苦戦している状況。現地生産、直営店が出来たところで、そうそう売れるものでもないと思う。
現状のインドの所得のまま、爆発的に売上を伸ばせるとすれば、Appleへの特別な優遇策活用、Apple Musicの様にインド向けに特別な価格での販売が考えられる。しかし、行き過ぎた優遇策は他社の反発を招き、地元企業の業績も圧迫する。整備品を売りまくる可能性もあるけど、それで良いのかという気もする。
一番の障壁は、インドが中国市場と同じ構図になりつつある事かもしれない。Xiaomi、OPPO、Vivo、Huaweiといった、中国で上位を占める企業が急激にシェアを伸ばしてきた。Appleにとっては中々困難な状況。