「関税で壁建設」の落とし穴 支払うのはメキシコでなく米国民
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確かに、関税は輸入者に納税義務がある。ならば、輸入通関時に何らかの手数料や検査料を輸出者に課す方法はどうか。あるいは、輸入通関手続を厳格にし、所要時間が極端に長くなるようにする手もある。
要するに、メキシコからアメリカへ輸出させない手段であれば、何でもよい。当然、第三国を介した迂回輸出や原産地証明も厳格に監視することになる。
ところで、陸上の「壁」はともかく、海上の「壁」はどうするのだろうか?関税強化と移民制限によるインフレ誘導が本来の目的ですから誰が壁代を支払うかはあまり問題ではないでしょう。とりあえず輸入品の価格は上昇しますが同時に財政出動と所得減税によりアメリカ国民にお金を戻すので最終的に壁代を支払うのはアメリカ政府となり、上手くいけばドル安に誘導できるかもしれませんね。
輸入が減れば税収も減る。工事を途中でやめるわけにいかないだろうから、上手くいってメキシコからの輸入が減ったら、既存財源からお金は出て行くでしょう。普通に考えても矛盾してる。
雇用は確保されるかもですね。建設現場で。