一見、NAFTAへの批判も含めて保護政策にも見えるが、トランプ氏は自由貿易自体を否定していない。米国の雇用に対して、不当な形で奪い事は許さないという強いメッセージを打ち出していると思う。(その道具が保護貿易的手段となってはいるが) いわゆる形式上の自由貿易は製造業を中心に先進国から雇用を奪っていく。歴史的にもそのトレンドは自明であるが、そういった経済合理性だけで進む市場の流れを政治からのアプローチで変えようとする新たな試みとも取れる。
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