ティール、トランプを語る(前編)
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ピーターティールの、トランプ政権誕生に関するインタビュー
ティール氏には、われわれが見えていないもの、見落としているものが見えているのかもしれないって思う。
ニューヨーク・タイムズの原文も読みましょう。
https://www.nytimes.com/2017/01/11/fashion/peter-thiel-donald-trump-silicon-valley-technology-gawker.htmlトランプを支持しない者に理由はない。むしろ支持者の方が論理的な理由がある。クレイジーな軸を貫くティール。そして本記事で最大のポイントはティール率いるパランティアが政府と協力することはない、と断言したことでしょう。これで案外トランプサイドから民間企業に情報を不必要に求めることはなくなるのでは?と予想。ティールのおかげでシリコンバレーの起業家に対しては経済貢献・雇用創出してくれればlet it be状態になるのかもしれない、とも思った。そしてティール、チェスが似合いすぎている。
ティールの「逆張りの人生哲学」を裏打ちするピュロン懐古主義的な不可知論。「事物の本性を知ることはできず、あらゆる言明に対して、同じ理由付けをもってその逆を主張することができる」という考え方。
『みんなはAが正しいと言っているが、実はBなのではないか?』
と考えるところからすべてがはじまる。
ゆえに、トランプが当選したことによってティールの考え方が正しいと証明された!とするのはティール的には誤りなわけですが、非常に参考になる思考技法です。
"「たぶん私は『では、君の言うことの正反対は何だろう』と考えてみるようにプログラムされているんだと思う。このやり方は、びっくりするほど有効だ」"