キヤノン、東芝支援検討 半導体出資、6社争奪戦か
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出資レベルで済むでしょうか。
キヤノンは自社一眼レフカメラ用のCMOSセンサーを自前で設計製造していますがプロセスの世代が枯れすぎていて進化に苦しんでいます。自社のカメラだけでは数量が捌けず目立った外販ボリュームもないため、微細化のための新たな設備投資ができないのです。一般的にCMOSセンサーは枯れたプロセスを流用して製造するものですが、先立つ古い設備が無ければ更新のしようがなくその進化が止まってしまう。
東芝の半導体事業を手に入れると、フラッシュで活用した微細プロセスの装置が転用できるようになる。CMOSセンサーの競争力が復活する可能性があります。センサーの出口については、これからIoTソリューションで拡大が見込まれるAXIS、医療応用には東芝メディカルを買収済。このシナジーは半導体がフラッシュでうまく回っていればこれはオマケで付いてくるようなものです。
きっと心の中では欲しいと思っているはず。本来キャノンは、ボラタリティの大きい
事業を縮小しようとしていたはずである。
また、常に巨額の投資を必要とする半導体
はキャノンにとっても慣れない感覚であろう。
良い買い物とはいえ、企業方針の変更は
会社の将来にどの様な結果をもたらすか
余談を許さないと思う。