LIXIL、ベネッセ…日本でプロ経営者が定着しないワケ 「ヘッドハンター」が相次ぐ降板劇を読み解く
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日本にプロ経営者がいない??? 全くの空想論。私が直接知っているだけで10人以上は立派に社長業をされている。藤森氏と原田氏が出てきたとき、ああ、やはりこの二人で話をすすむるかと思った。
見事に再生した大手化粧品メーカー、業績を倍にあげた回転寿司などはどう説明する?
また、外資が人を歯車としてしか扱わないなんて、いつの話をしているのかと思う。私は日本企業に13年、外資に8年いたが、下から上に物申す文化、自由ワークスタイル、社内に浸透するフェアネスなど外資の良さを知ると日本企業には戻れない。
病気で一年働けなくなったときも、会社をあげて支援してくれた。外資と日系を別けて論じるのは間違っている。あえて言えば、「業績の良し悪し」こそ、人に優しくできるか冷たくなるかのポイント。業績の悪化した日本企業のリストラをしらないのか、といいたいここではいろいろ語られてますが、日本にプロ経営者がいない理由は簡単で、生え抜き主義です。
働き方改革で本来、一丁目一番地とすべきはこの「生え抜き主義の脱却」だと思っています。
新卒一括採用、年功序列終身雇用、解雇規制と並んで、社長以下役員全員生え抜きという生え抜き主義の、日本の大企業特有の4点セットが、人材流動性を著しく阻害し、衰退産業から成長産業へ労働力がシフトしない元凶となっているからです。感情論ですが、日本人の根底には「人間の能力には大きな個体差は無い」という考えがあるといいます。(欧米は逆で「人間の能力には大きな個体差がある」というのが基本スタンスです)
「社長になる人は実力がある上でたまたま運と流れに乗っただけであり、この会社は多くの優秀なミドル層に支えられている」
というものが大企業サラリーマンの最大公約数的な考えであり、その中においてはプロ経営者は他国と比較すると苦労されているのかな、と推察します。