【福井健策】「ネットの時代」の著作権は、今後どうあるべきか
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『著作権』は考えた人にとって簡単に手放したくない問題ですが、社会の発展には角に厳しくすると完全な壁となってしまう。難しい問題です。
▼~抜粋
ただし、法務・知財を重視するのは、いわゆるコンプライアンス至上主義とは全く違う。法律では「絶対セーフ」などという事態は滅多に起きない。そもそも10%の法的リスクを恐れていたら、グーグルもフェイスブックも今ここにいないだろう。
▲~ここまで
注目のコメント
書きました^^
皆さんのコメントでは、YouTube訴訟対策費200億円とリスクゼロの危険性、ブロックチェーンでの著作権管理に関するものが多い印象ですね。そして「著作権後」の情報流通ルール。いわば、ポスト・コピーライト。後ろの2者についても書きたいことは多いですが、今回は既に3000字超えだったので、またの機会に。
あと、コメントは少なかったですが、著作権講義の必修化。私はかなり本気ですw ひとりが「これが正解だ」というルールを作りあげるより、皆が自分なりの最適解を持てること、ですね。ゼロリスク症候群ではいけない。一方でとってはいけないリスクもある。欧米企業ではCEOに直接アドバイスするGeneral Counselを置いて、法律家による法務リスクの分析を経営に直接反映させている。日本の法務サービスの担い手(インハウス、アウトサイド問わず)もそれに匹敵する存在たりえなければならない。
著作権の問題は、経営者にとって、私もその1人ですが、「頭ではわかっているが手をつけられていない」問題の1つでしょう。最も欧米企業に学ばなければならない分野です。
しかも悪循環があります。リスクマネーが小さい⇨必要な将来のリスクに備えられない⇨成功してもキャッシュを稼ぐ力が弱い⇨だから法務に力を入れられない。
ちょっと乱暴かもしれませんが、ITやソフトウエアは無限にコピーされやすい性質です。コードは文章よりも表にさらされないので、さらにコピーしてもバレにくいですから。