【小泉悠】日ロ首脳会談、日本は何を得たのか
コメント
注目のコメント
プーチン大統領帰国直後にインタビューして頂いた内容の文字おこしです。
私自身も首脳会談の内容をどうにか咀嚼しようと試みながらのインタビューですのでいろいろ瑕疵もあろうかと思いますが、この点は皆様からのご意見を給われましたら幸いです。
この中で触れた日露2+2についてはその後、あちこちに聞いてみたところ、「日本政府としてはやぶさかでないものの、さすがに米国の目もあるので今回は合意までいなかったのでは」という見解が多いようでした。
おそらくロシア側もそこまで見越して、敢えて安保協力の再開も日本側に働きかけていることをリークしたのだと思われます。ロシア専門家でNewsPicksプロピッカーの小泉さんの分析。小泉さんとは、外務省で一緒に働いていた時代、そして最近ではプーチン特集やトランプ当選によるロシアの影響などを寄稿していただくなかで、様々議論した。ポイントをついた分かり易い分析。
この2つに注目。外交は一夜にしてならず。
『そもそも最初から、ロシア側の基本線は「ゼロ島+経済協力」だ。』
『最初からロシアの姿勢は変わっておらず、日本側の期待値が上がりすぎたという側面が大きい。』昨日の安倍首相・プーチン大統領の共同会見を受け、ロシア安全保障の専門家・小泉悠氏に急遽、本件を分析していただきました。会見を見ても、なかなか日本の得られたものがわかりづらかったのですが、やはり小泉氏の見立ても厳しいもので…。日本にとって、「外交とは何か」を考えさせられる出来事だった気がします。
【追記】
共同記者会見の全文は以下のサイトに掲載されています。
http://www.sankei.com/premium/news/161216/prm1612160012-n1.html