コラム:シリア介入は必至、トランプ氏が迫られるIS対策転換
ロイター
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大統領がヒラリーさんだったとして、劇的に好転するわけではなかったかもしれない。ただ少なくとも飛行禁止区域をシリアに作ろうと言及していたヒラリーさんに対して、ロシアの空爆を容認するような発言をしてきたトランプさん。どうなるだろう、シリアのこれから。
ミスリーディングな見出しだ。「シリア介入」と聞くと米軍による軍事介入が必至なのかと勘違いしてしまうのではないか。もっともそんなことは書いていないが、この記事の筆者の結論自体も曖昧で何が言いたいのか分からない。
シリア内戦をめぐる複雑な構図が描かれており、トランプ氏のこれまでの発言からは、内戦の様々なアクターのうち誰を支援するのか分からない、ということが言いたいのかもしれない。
トランプ新政権が反体制派への支援を打ち切れば、これまで「穏健派」と説明されてきた彼らは、アルカイダ系の過激派に雪崩を打って加わる可能性がある。
反体制派やクルドなどの非国家アクターは大国の支援を失い過激化。ISも領地を失うが周辺地域に分散してゲリラ的なテロを継続。これまで非国家アクターが支配していた地域をめぐり、トルコ、シリア・イラン・イラクの地域国家アクターが自分たちの勢力圏をめぐる張り合いを展開するが、それが軍事衝突に発展するかどうかは、ロシアと米国の仲介調整力によるのではないか、と予想している。
いずれにしてもトランプ新政権の「対テロ政策」は、現在の紛争にとてつもないインパクトを与える可能性があり、要注目。