トランプ相場、米国勢が日本に強気なワケ 編集委員 滝田洋一
日本経済新聞
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本記事最後に「それにしても、「双子の赤字」「最大の債権国」「アンカー」といった言葉は、時計の針をレーガン政権のころに巻き戻したようだ。世の中は再び「バブルへGO」となるのだろうか。」とありますが、これらのキーワードによって1980年代のレーガノミクスとトランプノミクスが結びつけられて語られることが多くなっています。ただ、レーガン政権とトランプ新政権の就任時における経済環境は近似しているどころかほぼ真逆であることに注意が必要でしょう。レーガン政権発足時はスタグフレーションで行き過ぎたインフレと景気低迷に喘いでいたのに対し、トランプ新政権は来年1月に発足するにあたって足元低インフレかつ景気は堅調、大統領選前からピークアウトが近いことを指摘する向きがあったくらいだということです。
強気一辺倒の相場想定が仮に図に当たったとしても、期待先行の市場の織り込みに対して現実を思い知らされる局面がいずれやってくることを念頭に置きたいものですね。