マッキンゼーは、長時間労働じゃないですか? 伊賀泰代氏に聞く「働き方改革」の本質
コメント
注目のコメント
岡村さんと同期なのですが、私も非常識な若手で、ドイツ時代は結構まったりがっつり有給取ってました。プロジェクトが立て続けで、有給とらないと全く休む暇がなかったので。
ちなみに、マッキンゼーは激務か、という質問ですが、私は9カ国のマッキンゼーで仕事したことあるので、日本以外の話も少し昔の話ならわかるのですが、基本、韓国と日本が最も激務と評判でした。なぜかというと、クライアントが帰らない、優秀、しかも、予算が厳しくて人員に余裕がないから。
逆に言うと、私が一番楽だったのは、中東のとある国の国家系のプロジェクトで、10時頃に行って、2時間ぐらいまったりご飯食べて、5時前には帰っていましたが、それでもかなりバリュー出していました。予算はかなりあって、スコープも絞られており、クライアントはあんまり働かないし、知識ギャップもあるので、まったりとした生活で、生き返ったのを覚えています。というか、そのおかげで、大学院の用意が出来ました(笑)欧州はけっこうハードコアな仕事が多かった印象で、中国と東南アジアはもうちょっとゆるやかでした。ただ欧州でもパリオフィスは夜遅くなるとアラームがなる仕様で、そんなにガツガツでもなかったですね。なにより資料を求めない。答えが見えさえすれば、添付資料とかいらずに、いきなりミーティングということも。そういうところで効率性が高まっていた印象です。(逆にドイツはジャーマンチャートといわれるような細かいスライドと分析が多く、時間を食う)
まぁ、国よりも、クライアントの特性と、解決すべき課題の特性と、チームの質によってライフスタイルは左右されるので、もちろん一概には言えませんが。小学生4年生の時ドラクエ発売初日から睡眠時間を惜しんでやり続け1週間でクリアーしました。この1週間はある意味『ハイ』ですので疲れはなかったのですが、その後、異常に疲れていることに気付き授業中も寝てしまう日々が続きました。
これが「過労」を意識した最初だったと思います。(バカですね)
当たり前ですが人間も動物ですので好きな事でもやり過ぎたら身体によくありません。
けど、これがドラクエじゃなくてムリゲー、クソゲーだったらさらにツラかっただろうなと思います。
人間としての健康が保てるラインを超えない限り、好きな事であればそれなりに続けられるという感覚については概ね同意です。人を疲弊させるのは物理的な時間の長短ではなく、そこに意味を感じられているかどうかだと思う。
マッキンゼーのようなエリートに長時間労働してる人は多いけど、それを自己選択してやっているから辛くない。
多くの起業家も同じで、肉体は酷使していても心はヘルシーな人が多いんじゃないだろうか。だって自分で始めたことだから。
***
人を疲弊させるのは、ものすごく生産性の低い状態での長時間労働なんです。「こんなことを人間がやる意味があるのか?」とか「自分の人生の使い方として、これでいいのか?」と疑問に思えるような時間。そういう時間が長いと、体だけでなく心が疲弊してしまいます。