もしファミマとローソンが合併して王座を狙うなら今しかない - 今週もナナメに考えた 鈴木貴博
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注目のコメント
本稿の筆者が「空想」という話の発端は、双方のコンビニに、何の因果か、リヴァンプ時代のコンビ(澤田&玉塚両氏)がいるからですね。「空想」ではありますが、私も、初めて聞いた時は、出来過ぎのお話だと感じ、合併や提携などの「妄想」をしてしまいました。一見、「王者セブンと、勢いのあるファミマに押され、焦るローソン」という構図に見られがちですが、冷静に三社の方向性を各種資料で見れば、一番、すっと理解できるのがローソンです。もともとが健全かつ有望な業態であって、そこに前向きかつ原点回帰の取り組みを中核にしています。何より、コンビニ全般に抱く不満の本質が、ローソンの「報告書」にはきっちり対策として示されていた点でも好感をもてました。
本稿の題を借りて言うなら、「王座を(敢えて)狙う」必要はないでしょう。それはあくまで結果の話です。お客様が望むのは、そんなことではないはずです。よくファミマがミニストップと合併って話を見るが、逆にイオンがファミマを買収して、ミニストップとファミマを統一した上で、ファミマの不採算店をまいばすけっと等に転換するという妄想の方が面白いと思います。