サムスン電子、米コネクテッドカー技術のハーマン買収で合意
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Samsungがスマートフォンの次に、自動運転車を見据えているのなら、交渉が難航しているとされるマニエッティ・マレリの買収話が再度出てくるかもしれない。
モバイル部門がGalaxy Note 7のリコールで先行き不透明な中で、成長が期待出来る分野に多額の投資。自前でやる戦略を転換しつつあるので、他にも買収を考えている企業はあるでしょうね。
先日、サムスンバイオロジクスがソウル株式市場に新規上場しました。成功するとは限らないが、一度方針を決めると動きが早いなと思います。
『Samsung、自動車関連部門を設立へ、新たな成長事業に注力』
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/121004032/
『サムスン「Galaxy Note 7」の発火問題で、マニエッティ・マレリ買収の話が危機に』
http://jp.autoblog.com/2016/10/16/samsung-galaxy-note-7-disaster-endangers-fcas-magneti-marelli-s/HarmanはAKGとかJBLとかのブランドのプロ用音響機器も取り扱っているだけにオーディオメーカーのイメージが強いのは致し方ないのだろうなあ。実際、グループも自動車機器向けとプロ用音響機器向けに分かれているようだし。
オーディオ事業はオーディオ事業で非常に手堅い商売なだけに結構、三星のブランド力強化にはつながるのかもしれないなあとも思ったり。
ちなみに今日の株価は+20%以上。
買収価格は80億ドル、ハーマンの売上のうち、コネクテッドカー関係で3300億円もの売り上げが上がっているというのは意外でした。
カーオーディオとインフォメーションディスプレイは食い合わせが良い。まずディスプレイやHUDを車に載せようとするだけで様々なノウハウが必要になるわけですが、この部分を既にクリアしている点は非常に大きい。三星はこの技術的トライアルや北米のTier1との関係構築の時間を買ったということなんでしょうね。自社のポートフォリオを車載に移していきたいということなんですかね・・・。若林さんの指摘のように三星特有の半年で見切りをつけられてしまう素早い人事評価が裏目に出なければいいですが。Harman、どうしてもカーオーディオメーカーという印象がある。さっとググってもあまり制御系などは見当たらず、逆に下記記事などでヒューマンインターフェースなどをやっている印象。それでいうと、日本のパイオニアやアルパインも相当やっている領域ではある(Harmanをあまり調べていない印象だが)。これまでのニュースフローとかみても、あまり「どまんなか」という印象はないのだが…
Samsung自体が、バッテリー事故や政権との関連など様々な事象でマネジメントリソースが割かれていると思うが、その今のタイミングで買収というのは、正直以外。
http://japanese.engadget.com/2016/05/26/ota/