ユニファミマ・佐古副社長、さが美巡る買収「これで決着した」 会見で
コメント
注目のコメント
New Horizon Capitalのプレスリリースを拝見しましたところ、とてもロジカルだと思います。日本のキャピタル・マーケットがより健全なものとなるよう、私はNew Horizon Capitalを応援しています。
その上で、下記個人的な妄想です。
---
一見経済合理的でない行動だと何が起きているのか読みづらいです。限られた情報の中で合理的に想像すると、
【さが美の取締役会】は、「アスパラントと組んだ方が今後の株式価値向上に繋がり、もって少数株主に利益に資する(注:今回は少数株主のスクイズアウトのないディール)」というような整理を行っているのではないかと想像します。そしてその裏にある背景は、①本当にアスパラントのビジネスプランが優れているか、②New Horizon Capitalをとても憎んでいるか(「昨年債権放棄を求めないと言ったところ、足元では債権放棄を求めており、信頼できない。」とか)、③New Horizon Capitalのような第三者に知られたくない秘密があり穏便に始末したい事情があるか、この3つ辺りでしょうか(組み合わせもあり)。
【ユニーファミマの取締役会】は、「本件TOB/債権放棄単独のディールで見ると、確かにNew Horizon Capitalの提案の方が経済的に優れている(デルタ7.5億円)。しかしながら、さが美は少数株主の利益のために(上述)アスパラントと組んだ方が良いと言っている。少数株主の利益を害すると、当社ユニーファミマのレピュテーションが剥落し、7.5億円どころの問題ではない」というような整理を主に旧ユニー側が行っているのではないかと想像します。7.5億円は、ユニーファミマの時価総額の0.1%、当期純利益予想の3%に過ぎず、相対感として大きくはありません。さが美側の背景が実は上記②又は③であった場合には、この妄想は破綻するか、若しくはユニーファミマもさが美と同じ舟(②③に覚えアリ)ということになります今日締め切りでした。結局安東さんTOBしなかったのか。確かに株主有利な条件でも、取締役会の同意なくTOBすると「錦の御旗」が無いため、敵対的買収とのレッテルを貼られる可能性が高い。
まだ日本ではレブロン基準の準拠、取締役の善管注意義務を議論する土壌が出来ていないことを露呈してしまったことになる。
これではフェアな買収の議論が出来ない。
相場より割安の株価で買収で、
上場維持などアスパラントだけが得する構図。
本来ならプレミアムつけて、
全株取得で非公開化が筋。
同業として怒りを覚える。ユニー・ファミマは、価格が安いアスパラントに応募することが株主利益に資することを説明していない印象だが…信頼関係については同意するところで、価格が競っている中での説明には一定なりうるが、これだけ価格が乖離している中では微妙。ユニー・ファミマの株主が、株主代表訴訟を起こしたりはしないだろうか?
<追記>安東さんが張られているNHCのプレスを見て。NHCからは友好的にアプローチしたとしても、相手はそうは取らなかったということだろう。そしてシナジー創出のためには友好的であることが前提だとすれば、本ディールはブレイク。逆にそうではなくても価値があると思うのであれば、敵対的TOBを仕掛けるべきものだと思う。
もちろん、ユニー・ファミマの株主にとって、説明責任が果たされている感じはしないという上記部分は変わらない。<追記終>