半世紀ぶりに飛び始めた、水陸両用機という名のロストテクノロジー
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エンジンが非力だった昔、大型旅客機を遠距離飛ばす為の苦肉の策として、水陸両用旅客機が世界中でもてはやされた時代がありました。
当時の水陸両用機は昼は飛び、夜は着水するというもので、こうして何日間もかけて長距離を飛んだのだそうです。
なんかシベリア鉄道みたいで、これはこれで浪漫を感じますね。
もっとも地球半周くらいは余裕で給油なしで、大型旅客機を飛ばせる時代に、そんなチンタラしたシロモノのニーズなどあるわけが無く、現在では災難救助機や消防機を除いてほぼ姿を消してしまいました。
そういう意味ではロストテクノロジーになるのも当然なのですが、日本は海に囲まれた国ですから、発着陸場所を選ばない水陸両用機は、使い方によっては面白い可能性があるような気はします。
懐古的浪漫で終わらず、ビジネスとして長く続くことを祈りたいと思います。