マイクロソフトCEOに聞く「中年企業」の育て方(後編)
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注目のコメント
「長期的視点が適切でないときを見極める」というパラグラフがとても勉強になるし、特に下記の発言で、ナデラCEOの常に自分を客観的にみる、裸の王様にならない凄さを感じます。CEOでここまで謙虚な視点を持っていることは稀、ここからのMicrosoftの変化と長い躍進を予見させます。
「1つのミーティングのために、たくさんの付随的なミーティングが開かれることもチェックしている。最大の時間の無駄の1つは、CEOがミーティングを開くことかもしれない。そのCEOミーティングのために、15の準備ミーティングが開かれたりするからね。」
「ビジネスが正しい軌道に乗っているとわかっているときや、自分の主張が正しかったと証明できているとき、あるいは実際に進歩しているとき、長期的視点で経営するのはおおいに結構だろう。でも、過去と決別する必要があるときや、過去のミスから学ぶ必要があるときは、それではだめだ。」前編に引き続き、さすがの安定感があるインタビューですね。どの話も突飛なところがなく、かと言って守りに入っているわけでもなく先進的・近未来的。
加えて、会議の話なんかは、現場が激しく頷く実感が持ちやすい話にまで噛み砕いて伝えてくれています。何のための会議や仕事なんだかわからなくなる経験は誰にでもあるでしょう。
あと原文にあるCEOの立ち姿がお茶目なところも要チェック。
http://www.bloomberg.com/features/2016-satya-nadella-interview-issue/エンパワーメントを目指すというのは、これからの時代、中年企業が成長していく上で、ビジョンとして持っておくべきことの1つだと思いました。
これが実現できれば、規模やレイヤーを問わず、世界中で、マイクロソフトの存在意義が高まっていきますね。