「薄膜」太陽電池、冬の時代を乗り越え。ソーラーフロンティアが新工場
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CISの特徴とソーラフロンティアについては、ソーラフロンティアHP①と既出記事②が分かりやすいです。CISの特徴は、パネルの一部が影に覆われても発電する、温度が高くなってもエネルギー変換効率が落ち難い、プロセス上コストメリットが出やすい事です。効率はSi系と比較して低い事がデメリットだったのですが、多結晶シリコン対比で同等以上のモノも出来ているようです。
こういう特性の太陽電池は、比較的規模の大きなミドルソーラーやメガソーラー向きですね。
①http://www.solar-frontier.com/jpn/cis/technology/
②https://newspicks.com/news/1251991薄膜と結晶系を比較すると、Nakaさんがリンク張られている2記事が分かりやすいが、ざっくりまとめると「特性」と「コスト=原材料と土地代」のバランス。特にコストについては、シリコン価格が上がっているときは原材料費が極めて高く薄膜系が注目されていたが、下がった今となっては土地代とのバランス。そのなかで、一部が影でも発電できたり、温度特性が良いなどCISは薄膜の中でも結晶系に対して特性面で対抗できる強さがあり、そこで粘ったソーラーフロンティアという形だと思う。
http://www.mlsolar.com/1kw-3x6-untabbed-whole-solar-cells-diy-kit-tab-wire-bus-flux/
発電効率が15%ほどの中国製と思われる結晶系のソーラーパネルです。1kWで$400ということは、もはや本体価格より設置費用やメンテナンス費用が重要なポイントになってくるのではないでしょうか。
薄膜系が軽く割れにくい物であるのなら有望かと考えます。