新着Pick
NewsPicks編集部

この記事は有料会員限定の記事となります。

101Picks
シェアする
Pick
Pick に失敗しました

人気 Picker
今回が巽さんの思考の真骨頂です。
誰も損をしないモデル、というのは思い上がりでしょう。

東京都心より不動産価格が高いシンガポールの都心でも駐車料金は一時間3-5ドル(約240〜300円)。対して銀座や青山などでは600〜1800円です。

東京の自動車ユーザーは、政治無策に乗じた私企業のために明らかに損している。ひいてはそれが自動車離れにも繋がっている。

この議論には顧客の視座、世界比較の視座、社会はどうあるべきかという視座が全くない。
駐車場の稼働率が100%越えとは何事か? 驚きの手法が明かされます。
設備の稼働率が収益性に直結するビジネスは多い。飛行機、船、列車、バスなどの交通機関はすべてあてはまる。飲食業は、座席の回転率×客単価で収入が決まるので、集客とメニューに工夫を凝らす。あるいはスターバックスのようなセルフサービスのコーヒーチェーンでは、「サードプレイス」を打ち出す居心地の良い店舗空間を演出しつつ、混雑時(満席時)は、テイクアウトで着実に稼ぐ。これなどはさしずめ、飲食における「稼働率100%超」といえるだろう。

問題は顧客の不満を減らし満足を高めつつ、「稼働率100%超」を実現できるかだ。スターバックスはバリスタの笑顔や来店客への語りかけで「サードプレイス感」を演出し、着席できずあきらめてテイクアウトする客の不満足を回避する。日本駐車場開発の話も、駐車場の管理者をバリスタのような存在にして(つまり駐車場をカフェのような店舗のように演出し)、満車で入れられないユーザをテイクアウトに回すように、「こちらで入れておきます」という臨時バレーパーキングに切替え、不満を回避させているのだろう。これは他の稼働率型ビジネスにも応用が利くと思う。
なるほど。駐車場稼働率100%のストーリーは唸りますね。確かにこれなら100超えます。
この資源のフル活用は凄い。
この話とは必ずしも合致しませんが、国交省自動車局情報課は、登録情報の利活用に力を入れています。また、一部の駐車場では、カメラで入出庫を撮影して、ナンバー情報から、ユーザーの入出庫実態、使用実態を把握、料金収受のほか、どこから来ているか、どの程度滞在しているかを統計化して利用しています。
が、少々危なっかしい。カメラ撮影で車内の人の顔や人数まで把握されているのではないかの疑いは拭えません。流通関係者によると、最近のカメラは高性能で、ショッピングセンターなどでは、後席の人の顔まで写るので、来店者の年代、男女比、年齢構成なども推測できるのだとか。
もちろん、そんなことをいまやっているところはあるはずがありませんよね。
情報の利活用と個人情報保護の両立は永遠の課題です。特に情報がネットワークに乗っかっている場合はね。
私はこの点を国交省関係者に質しましたが、登録情報と個人情報の分離により、対応できるとの見解でした。それで果たして万全と言えるのかどうか。
この連載について
成功する企業には「優れた戦略」がある。優れた戦略の条件は「そこに思わず人に話したくなるようなストーリーがあるかどうか」と説く楠木建教授。本連載では、「戦略ストーリーの達人」たる経営者との対話を通じて「稼ぐ力」の中身を解明する。