世界の株式市場、215兆円失う 英EU離脱派勝利で株安
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世界の時価総額は、下記を見ると36.2兆ドル(5月末)。一日で2.1兆ドル変化したということは、ざっくり5.8%。各国の株式市場が下がっただけでなく、ポンドなどは通貨安の効果もドル換算だとあるだろう。日本株は下がっているが、円高が同時に進んでいるので、ドル換算では少しマシになる。まぁ所詮少しだが…下がって気持ちよいものではない。
ちなみにイギリスのGDPは2014年に約3兆ドル。それの2/3程度の金額が株式市場で一日でぶっ飛んだということ。こういうときには、本当に金融市場の大分部は期待で構成されていることを痛感する。
http://myindex.jp/global_per.php
<追記>ドルベースで株式指数はどう推移したか、下記にコメントしたので合わせてご参照頂きたい。通貨変動の影響は大きい。
https://newspicks.com/news/1629791?ref=user_100438
<追記終>リーマンショックやギリシャショックは、金融システム危機でしたので、リスク資産の売却が否応なくスパイアラル的に起こる。しかし、今回は直接的な金融システム危機ではなく、政治的な枠組みの大きな変化が起こるという少し先の将来の不確実性を金融市場が織り込んだ。個人的には、金融市場が過剰に反応した印象だ。もちろん、要因が違うということは、処方箋も違うので中央銀行の連携が効くということでもないと思う。もちろん、ソブリン格付け、金融機関の格付けが下がるようなことはリスクシナリオとして意識しておくことは大切だ(今回、格付け機関の大きなアクションはないと思っていますが)。