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【若林秀樹】徹底分析。日本の電機企業はIoTで勝てるのか?

NewsPicks編集部
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    東京理科大学 大学院経営学研究科技術経営(MOT)専攻 教授

    筆者の若林です。
    有機ELの寄稿は、当時は多くの方が知識や情報が無い中で誤解や混乱もあり、NPの皆さんに正しく理解してほしいと思って寄稿しました。
    今回は、多くの方々が、それぞれに、情報もあり、見識もあり、いわば、いろいろ語れます。そういう中で、どのように切り口をだせるか、特に、企業を評価する軸を打ち出せるか、そういう一つの見方の参考になれば、と思います。

    30年前ですが、NRI時代、当時、第二期のAIブームで、最初に与えられたテーマ。調査機関が楽観的かつXX年に数十兆円市場と出していて、検証すると違和感を持った。当時は、エキスパートシステム、自動翻訳、音声認識などが流行、当時も、産業革命と言われ盛り上がりましたが、なかなか実用に至らず、87年に高温超電導が出ると、こちらこそが産業革命だということになり、AIブームは消えた。高温超電導もやがて静かになり、出てきたのは、PCであり、DRAMなど半導体、液晶でした。人々の「産業革命」の予感は正しかったものの、それはAIでも、高温超電導でもなく、身近な、あるいは、秋葉原でブームのPCでした。
    長く、技術の評価や調査をしていると、下記3パターンがあります。
    A:核融合、AI、高温超電導、PDP、燃料電池、ソーラー
    B:半導体(特にCMOS)、液晶(TFT)、移動通信(ケータイ、スマホ)
    C:カーナビ。。

    Aは、マスコミが騒ぎ、学者が評価し、国プロとなるが、実用化難、市場が大きくならない。
    Bは、国プロやマスコミは騒がないが巨大市場。
    Cは、その間かな。

    Bの特徴は、それが、亜流から出てきたこと。PCは、主流の大型コンピューターではなく、マイコンから。液晶も、当時はマイナーなシャープやエプソンから。ドコモも、NTTでは亜流の方が主流(交換伝送が主流)。政府や多くの予測も、常に低い。国やマスコミが目利き力がない?国が関与すると殺す?

    さあ、今回は?私は、今は4次でなく、3.5次かと。
    日立は前CTOの小島さんが事業をリード、オープンイノベーションを率先、LUMADAで頑張ってます、NECも航空電子をIOTに備え子会社化。三菱電も実践。各社頑張ってます。
    なお、6月6日23時BS11で生出演、電機業界を語ります。お暇な方はどうぞ。
    追記>漁師は百姓より怖い


  • 日刊工業新聞社 デジタルメディア局局長

    若林さん、こういうマトリックスチャートを作るの、ほんと上手ですね。構想力のベースにはディテールの理解がとても重要で、アナリスト説明会でも若林さんの質問は、大きな視点の中からディテールにこだわっていることがわかる。
    日立はこういうことを考える有能な人、資産もあるが外に出ず内にこもる。中西会長などは希有な存在。斉藤副社長は頭はいいしプレゼン力もあるが、あとは実行力。
    東芝は将来の社会変革より、目の前の「チャレンジ」に走った。三菱電機は、よくも悪くも堅実経営。冒険はしない(FA機器の今後に不安)。パナソニックは依然として人事、経理、経営企画の本社3部門が強く、グローバルと言いながら日本はおろか「まだまだ門真の会社」。
    個人的に気になる存在はNEC。これからのデジタル革命に必要な技術が埋もれている。単独でスケールするのは難しいが、アライアンス先としては面白い。


  • 東京理科大学 IDM 教授

    プロピッカーで電機分野のアナリスト、若林氏の重厚なIoT産業分析。内容もりだくさんだが、NPのフォーマットで1回でこの分量はちょっと多すぎてもったいないかも。3回ほどの連載に分けたほうがより深く内容を理解できたのにと思う。

    データ処理の特性から、IT, OT, IOTなどのビジネス領域に分けて、その強み・弱み、日米欧の競合分析などを整理する手際はさすが。特に、「人のインターネット」と「モノのインターネット」の本質的な違い(データ量、処理スピード、データ保持の考え方など)の指摘は極めて重要。このあたり、ひとまとめに「ビッグデータ」というバズワードに惑わされて、理解が混乱している人が少なくない。「モノ同士の超高速度のデータ生成・処理」が生み出す領域に、まだ明確な勝者はいないが、GEやIntelなどの欧米プレーヤーが既にかなりのリソースを投入しているのも事実。いま日本の電機産業にとって正念場だろう。

    この点で、ここ数年の日立の提携周りの動きがなかなか良いなぁと感じていたが、若林氏の国内電機企業の企業評価チャートで、一気に頭が整理された。若林氏のような電機の専門家の視点でも、日立のカバレッジの広さが高く評価されている。直近の年度決算でも、利益は微減ながら売上が10兆円代を回復。積極的な提携や買収が多少懸念されているようだが、業績の割にあまり芳しい提携や投資展開が見えてこないパナソニックに比べれば、現段階の将来への「張り」としては順当のように思える。

    http://toyokeizai.net/articles/-/118075

    若林さん、素晴らしい論考をありがとうございました。


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