日経平均624円安、日銀追加緩和見送りで後場崩れる
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日経平均-3.61%、TOPIX-3.16%、マザーズ-2.66%、REIT指数-0.55%。時価総額別ではCORE30が-3.78%の一方、SMALLが-1.81%と、2日連続して小型株が1%以上優位(時価総額上位に多い金融が売られこまれているのが背景)。全業種マイナスのなかで、相対優位は水産農林・小売・空運・電ガス・化学、相対劣後は証券・銀行・保険・海運・鉄鋼。マイナス金利が導入されたときは金融が下げ、今回は何も変わらずで金融が下げ…
緩和期待が強かった日銀が何もせず、でも決算が期待値ほど悪くなかったら個別株では上がったり。運用してらっしゃる方は、今日は本当にロシアンルーレットが日中に何回もあるような気分だっただろう…個別では昨日決算があった野村・ファナックが-10%、一方富士電機が+17%、アルプス10%など。昨日もコメントしたが、電子部品各社は「上期は厳しいのは分かっていて、下期なんとか頑張ります」という下期回復期待を込めた数値。過去の電子機器・電子部品のサイクルを考えると、そうなってくれればいいがそんなに本当に回復するのかと思わなくもない。
アジア他国はオーストラリア・ニュージーランド・香港を除きマイナス。ただ、-1%以内程度で、ともかく日本のボラが大きすぎる…
<追記>しまった、明日休みで今日が週・月、最終日だった。というわけでいつもの週末レビュー。
ちなみに先物はさらに下がって大証で1万6300円割れ(終値-350円超)、為替はさっき一瞬107円台に入っていた…GW前にバタバタ動くとGW中もソワソワしたことを思い出す…
以下、一週間、月初来、年初来の順。
日経平均 -5.16%、-0.55%、-12.44%
TOPIX -4.76%、-0.49%、-13.36%
マザーズ -7.36%、+10.35%、+27.55%
REIT指数 -0.24%、+1.48%、+10.12%
<追記終>追加緩和”期待”でここまで買われていましたから、期待が剥げ落ちれば失望売り、急落は避けられないのは当然といえば当然。
しかし、6月に消費税増税凍結や財政出動とともに追加緩和を行うにしても、それとは別に追加緩和すべきだったのでは?というのが個人的に思うところです。
ここからは連休に入って決算発表が相次ぐ中で下値を探る展開でしょう。
とはいえ、上がれば下がる、下がれば上がるですから、5月は一旦下をつけたら、また伊勢志摩サミット前から大型の経済対策”期待”でまた買われることになるかとは思いますが。きょうは午前中は勢いよく牛さん(買い方)が頑張ってましたが、日銀から現状維持の発表日銀からなるや否や、熊さん(売り方)デーに。
電機企業の下方修正は予想通りだけど、来期の予想は総じて渋め。2016年は守りの一年になりそう。でも、個別銘柄ではいつでも勝負できるので、たんたんと頑張る。