容量はリチウムイオン電池の5倍、金属リチウム二次電池は実用化できるか
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この技術の特徴は高エネルギー密度、実用上の課題は充放電サイクル改善と量産レベルでの安全性確保。後者の課題がある程度のレベルでクリアー出来れば、LiBと共存すると思う。
この報告にある金属フッ化物を電極に用いた場合の課題は、サイクル寿命が短い事。この報告でも従来より改善はされているもののいるものの、20回の充放電で初期の約6 6%迄容量が低下していて、現状のLiBより二桁以上低い。
あと特に車載向けの場合、電解液を用いつつ安全性を確保し信頼性を上げるという課題は、今のLiBと同じ。エネルギー密度が上がるという事は、安全性確保のハードルも上がる。そこをどうクリアーするか。
電池の方向性もいくつかあるが、NEDOのxEV用電池のロードマップ上、高エネルギー密度に関するこの技術は2030年頃の実用化を目指す、中長期の技術開発テーマ。課題解決に取り組んで進んで欲しい技術。
NEDO プレスリリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100543.html