日本人は世界一、自分の会社を嫌っている
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「日本人のEmployee Engagementを高め、働きがいを持った人を増やすこと」は僕の人生の研究テーマの一つなので、東洋経済で記事になってるのは大変嬉しい。
長時間労働だの低賃金だの書かれているが、それらは表層的な話であって根本的な問題はEmployee Value Proposition(EVP)の欠如だと思う。
EVPを和訳すると、従業員価値提案。つまり、労働力を提供してもらうのと引き換えに、どんなユニークな価値を従業員に提案できるのか?を言語化されているかどうか、ということ。シリコンバレーに限らず、アメリカの企業では当たり前に各社でEVPが定義されているが、日本企業でEVPを定義している会社はほとんど見たことがない。
EVPが欠如しているから、会社と従業員の需給バランスが崩れ、エンゲージメントが低下しっぱなしになるのであって、長時間労働とか低賃金はその結果でしかない。
この辺りについては以前ブログで書いてるので興味のある方はぜひ。
http://now-or-never.jp/?p=3694最近でこそ離婚率は上昇してきましたが、日本では「ぶつぶつ言いつつも離婚はしない」の選択を取る人が多かった。そのあたりとも関係してそうな話ですね。
外資系では転職面接で上司となる人が「自社がいかに素晴らしいか」を語っていて、それに惹かれて転職を決めたら実は退職が決定していて、「自分を採ってくれた人が入社したらいない」という事態は結構よくある話(笑)。ある意味外資のが「建前主義」なのかもしれません。これは入社時からずっと社員にごまかしてるからじゃないかな。
経営者と社員の間に信頼関係がないのが大きいと思う。
経営者の気持ちが全社員に届くことはなかなかない。
実際に私達だって100%の信頼を得られてないと思う。
だからこそ、信頼されるようにあらゆる方法をとっている。
人才が大切だから90%の社員が満足行くような施策を取るし
くだらない我慢はさせないようにいつも頭を使っている。
優秀な社員を集めてきたし、9割が優秀な社員だからこそ今の会社があると
心から思ってる。
ここが建前だと、社員には、ばれますよ。優秀な人ほど敏感なんだから。
うちの社員の多くは、会社を嫌ってないという自信はある。
不満はいっぱいあるだろうけど、逆行した施策はとってないし、なにより社員を最高の仲間だと思ってるのが建前じゃないからね。
必ず、世界一会社の仲間を愛する人たちの集団になると思う。
これは絶対に辞めないってことではない。やめても、会社の仲間が大好きだってのが理想です。(仲間に私も入ってる!)