米マッキンゼー:中国平安保険の事業部門に出資-初めての海外投資
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水を差すようであれですが「マッキンゼーは10年以上にわたり平安の助言役を務めてきた。」という事実を見る限り、ベインキャピタル的な動きというよりはコンサルティングサービスの新たなフィー体系の一つ、と捉えた方が正しいと思います。
マッキンゼーがPE/VCやるなら間違いなく別会社でやるので。
今までの固定フィー体系では「プロジェクトが上手くいっても失敗してもマッキンゼーは儲けられる」訳で、この座組ではもう時代に追いついていけません。事実、僕が在籍してた時もコミットメントの現れとして、固定フィー+インセンティブのプロジェクトも実在しましたし。
そんななか、経営者からすれば株を持ってもらう、は最上級のコミットメントなので、これは投資目的ではなく、「コミットメント付きのコンサルティング」ですね、恐らくは。僕はマッキンゼーの出資には反対だ。コンサルタントの中立性を損なうことになる。やるならば、ベインキャピタルの様に別ファンドを別会社で組成すべきでしょう。ま、私企業だから、僕らがとやかく言うものではないけどね。
自身の仕事的には、マッキンゼー等のコンサルはより下流の実行部分に進出してきている印象だったのですが、他方で投資といういよいよVC的な役割を持つのでしょうか。それだけ純粋な戦略コンサルだけでは厳しいのかもしれませんね。