10~20年後、日本の労働人口の49%が人工知能やロボットで代替可能--NRI調べ
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ロボットで労働が奪われるか、でよく議論になるのでPick。日本に限らず、先進国の人口減少に対して「効く」というのは産業上、いいことですよね。
その為に、今度は代替不可な分野の人を増やすために、人間に対する高度な教育が求められる、教育の重要性が増しますね。この記事自体はおもしろくも何ともなくて、リンク先のNRIの発表(↓)を見ないと意味がない。
http://www.nri.com/jp/news/2015/151202_1.aspx
人工知能やロボット等による代替可能性が高い/低い100種の職業が載っている。
IT関連はどちらにも掲載なし。高くもなく、低くもなく。プログラマーやSEの相当部分は「代替可能」なのかもしれないが、NRIとしては代替可能とは出せないよなぁ例のオックスフォード論文と同じ手法を使った研究ですが、もとになった論文は「思考実験」であり、「未来予測」ではありません。このNRIについても同様であることを念頭において読む必要があります。
私はオックスフォード論文を全部読みましたが、突っ込みどころ満載です。今年の春に、これを含むいくつかの話題になった論文や著書をもとに考察したレポートをKDDI総研に寄稿していますので、ご興味ある方は読んでみてください。→http://www.kddi-ri.jp/article/RA2015007
おもなツッコミポイントは下記のようになります。
・「現在ある職種の代替」という一つの要因だけを取り出しており、新しい技術により新しい種類の仕事が発生する効果や、コスト低下によりもたらされる消費の拡大とそれによる雇用への派生効果などは無視している。
・「機械化」にかかるコストと人の給与との比較という要因も無視している。
・想定されている「技術」が本当に人の代わりに仕事ができるようになるまで、何年かかるかという時間軸の要因も無視されている。