Google、人工知能ライブラリ TensorFlow をオープンソース化。音声検索や写真認識、翻訳の基盤技術ディープラーニングを商利用可で解放
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世界NO.1の音声翻訳技術を用いた翻訳機が日本語対応で登場
https://readyfor.jp/projects/hayai
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一挙に広がりそうですね。ターミネーター5の「ジェネシス」がばら撒かれていく感覚だろうか。「審判の日」を経て、「スカイネット」に変身するのだろうか?映画の中のサイバーダイン社に一番近い存在は、グーグル(アルファベット)なんだろうね。
グーグルの戦略はいつも大胆だ。検索で得た事業利益をおしみなく開発に使って、他の事業領域では、無償で参入していく戦略だ。ユーザーは嬉しいけど、AI専業で収益を上げようとしている会社は、たまらないだろうね。ソースコード自体を読もうという人はあまりいないでしょうが、無償で利用でき、二次的著作物の配布が自由であることは大きいですね。
ただ「商用も可能なApache 2.0ライセンス」という表現はいただけないです。こういうこと書く人がいるから、GPLは商用利用できないみたいな間違った解釈がまかり通ることになる。
<追記>
Googleはボランティア精神にあふれているわけではなく、「利益」のためにやってます。
既に
・Caffe
・theano/Pylearn2
・Chainer
といったOSSのディープラーニングフレームワークは存在しており、放っておくとビッグデータ処理におけるHadoopのようにデファクトになってしまう。
それならば、自らOSSとして公開して、覇権を握っておこう。そうすれば、PaaSとして提供する場合も利用者拡大が期待でき、クラウドサービスでの武器になる、といった目論見でしょう。むかーし、ニューラルネットワークの中のコードをC言語で作ってコンピューターの横で寝起きしつつ論文書いたりしてたので、以下のTensorFlowのチュートリアルくらいは大体分かるのですが、これ、計算のロジックのコアの部分だけみたいです。
従って技術的な新しさよりも、プログラムのお作法つまりApplication Programming Interface のデファクト標準を狙っているのかもしれません。アルゴリズムもレゴブロックのように自由に組み合わせ可能の模様。となると、あとは如何に的を得た実用データを用意して学習させてアウトプットを世の中に出すか、また、アルゴリズムの組み合わせもプログラマー自身が強力なものを考えなければなりません。
これが大勢の人に使われれば、平凡なAIから尖ったAIまで百花繚乱になりそうですね。
http://tensorflow.org/tutorials/mnist/beginners/index.md