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夏野剛の未来予測(中)「2020年、MVNO全盛時代がやってくる」

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  • negocia, Inc. 代表取締役

    夏野さんに概ね同意ですが、私なりに肉付けできる部分を。

    ・5Gはゲームチェンジには影響しないが、技術的に「必要」。これはMVNOに対しても同様。本連載の最初のコメントに「電波の社会問題化」を挙げさせてもらいましたが、現在の3G/4Gの電波はかなり電波利用効率の上限に来ている。
    それを「通信料制限」という施策で、回線がパンクしないよう必死にキャリアがコントロールしている。5Gになれば今よりも電波利用効率が向上しMVNOに割り当てられる帯域も増え、快適になってくる。そうなると、MVNO勢はより勢いを増す。Yモバイルを除いた「快適なMVNO」はIIJmioくらいですからね、現状。

    ・MVNOの新3強は夏野さんらしい「ネームブランド」選択。サービスでいくと先のIIJmioなどが良いですが、確かに一般にはマニアックですもんね。MVNOもこれからもう少しだけプレイヤーが拡大し、最終的には統合して数社が勝つ状況でしょう。
    私なりにどこが勝つか?は、圧倒的な信頼度を持つプレイヤーと予測していて、まだ参入していない「誰か」も可能性ありかと。
    ただ、MVNOは「キャリアの設備の上」というキャリアの掌の上でコントロールできてしまう事実もあり。ここのゲームチェンジは総務省に期待したいところです。

    ・スマホは2020年、変わらない、結構現実的な視界感。私も同意。彼らのモデルはあと5年は最低でも持つと思います。彼らが優れているのは同意ですが、世界的に彼らを超えるイノベーションを起こせそうなプレイヤーがそもそも見つからない。
    そして、さらにモバイル「デバイス」はテクノロジーの停滞期に入ったため、超える「技術」もほとんど残っていない。
    iモードが淘汰されたのは、海外にAppleがいた、より強力な垂直統合モデルを作れる企業があったから。なので現状をひっくり返すプレイヤーがなかなか見当たらないので、私もこのまま続く、に同意です。


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    Interstellar Technologies K.K. Founder

    MVNOの回線品質のマネージメントは大変重要。それなりに儲かるビジネスであるのも間違いない


  • 東京理科大学 IDM 教授

    夏野氏のインタビュー中編。今回は、携帯通信ビジネスの夏野氏なりの総括と展望。

    日本において制度としては前からあったものの遅ればせながらようやくビジネスとして活発化してきたMVNO。そしてすったもんだの末ようやく施行されたSIMロックフリー化。この2つは、携帯キャリア産業において少なくないインパクトがある。

    国によって電波関係の法制度がまったく異なるので(端的にいえば、周波数配分がオークションか割当かとか)、キャリアビジネスを国際比較することはなかなか難しいが、とにかく、日本のキャリアトップ3社の現在のサービス価格は非常に高い。日本ではスマホの月額料金はなんだかんだで1万円近く(もしくはそれ以上)いくと思うが、僕がいるシンガポールでは、月間通信料5GB制限の契約で毎月だいたい60シンガポールドル程度。日本円にして5000円程度なので、ざっくりいえば日本の半額。周波数をオークションで巨額の投資をして買い落とすのではなく総務省から割り当てられている日本のキャリアが、契約料を諸外国の倍近くにも引き上げたまま、夏野氏も指摘しているようにあれだけの営業利益を出してボロ儲けしている様子には、やはり強い違和感がある。日本のガラケーがまだまだ強い存在感を出して市場に残っているのも(利用者シェアで依然40%近い)、端的にはスマホの高い料金がある。ある種、あえてスマホの料金を高くしてまで、ガラケーを延命させようとしている意図があるかのように。

    世界50ヶ国ほどでスマホ利用動向調査をここ2-3年ずっとやり続けている身として感じるのは、いま日本は「モバイル先進国」ではまったくないということ。そして、いま世界で急速に進みつつあるネット利用、デジタル活用のPC→モバイルのシフトは、日本は非常に緩慢で依然としてPCに強く依存しているという事実。モバイルからのソーシャル、動画、メッセンジャー、世界に比べると日本のそれらの利用度はまったくもって頻度も低く滞在時間も短い。端的に言えば、日本でスマホの普及が遅れたから。そしてそれは、諸外国と比べて法外に高いスマホ通信料を設定しているキャリアの方針があるから。i-modeにより世界に先駆けてモバイルインターネットを享受し「モバイル先進国」の名をほしいままにした日本は、その3G時代の遺産が故に、いま完全に世界のモバイル競争に遅れを取ってしまい、明白に「モバイル後進国」になってしまっている。

    この辺りの歴史的背景や、キャリアの競争構造、そしてユーザーニーズの変遷について、諸外国との比較も含めて、夏野氏は当然ながらよくご存知のことと思うが、いまこの i-mode の遺産をどう評価されているのか、ぜひお聞きしたいところである。MVNOやSIMロックフリー化が、この先ユーザーサイドでモバイル利用料金を下げる方向に作用するとは思うが、その市場インパクトは緩やかなものだろう。夏野氏は、2020年のスマホ市場は今とそれほど変わらないという見立てでいるようだが、仮にそうだとしても、この先5年も日本は「モバイル後進国」の道をひた走るということで納得されているのだろうか。その辺りもぜひ聞いてみたいところである。インタビュー後編に期待。


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